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別格20とは
四国における弘法大師空海の霊跡は「四国霊場」と呼ばれ、古くより弘法大師空海の足跡を辿る人々の信仰の対象でした。現在、最もよく知られている「四国八十八ヶ所霊場」は、江戸時代に四国霊場の中から選抜された88ヶ所の寺院(札所)で構成されたもので、八十八ヶ所以外の霊場は「番外霊場」と呼ばれるようになりました。番外霊場と八十八ヶ所霊場には格の違いはなく、歴史的に見て、弘法大師に縁の深い番外霊場も数多く存在します。 「四国別格二十霊場」は、番外霊場の中から二十の寺院(札所)が集まって1968年に創設されたもので、八十八ヶ所と合わせて巡ると「108(88+20=108)」となる「煩悩滅却の道」として、巡礼の対象となっています。 ①別格1番札所大山寺(たいさんじ) ②別格2番札所童学寺(どうがくじ) ③別格3番札所慈眼寺(じげんじ) ④別格4番札所鯖大師本坊(さばだいしほんぼう) ⑤別格5番札所大善寺(だいぜんじ) ⑥別格6番札所龍光院(りゅうこういん) ⑦別格7番札所出石寺(しゅっせきじ) ⑧別格8番札所十夜ヶ橋(とよがはし) ⑨別格9番札所文殊院(もんじゅいん) ⑩別格10番札所西山興隆寺(にしやまこうりゅうじ) ⑪別格11番札所生木地蔵(いききじぞう)⑫別格12番札所延命寺(えんめいじ) ⑬別格13番札所仙龍寺(せんりゅうじ) ⑭別格14番札所椿堂(つばきどう) ⑮別格15番札所箸蔵寺(はしくらじ) ⑯別格16番札所萩原寺(はぎわらじ) ⑰別格17番札所神野寺(かんのじ) ⑱別格18番札所岸寺(かいがんじ) ⑲別格19番札所香西寺(こうざいじ) ⑳別格20番札所大瀧寺(おおたきじ) 【私】2017年に四国88ヶ所霊場を巡り、今回は2回目となります。今回は別格20を中心とし、公共交通機関を利用したお遍路巡りを計画しました。具体的には以下の内容です。 1.別格20をを公共交通機関を利用しながら巡る 2.前回の88ヶ所霊場を巡りのときに、歩くことができなかったところを歩いてつなげる 3.前回の歩き始めは納経をせずお参りを済ませていたので、1番から10番については今回も歩いて巡り納経する なお、別格20に関わりお遍路中に教えてもらったことを補足します。 ▷二十ケ寺念珠(男玉・女玉):別格二十霊場では、各霊場の名前が入った念珠玉を販売しています。20ヶ所全てお参りすると念珠玉が二十個揃います。20ヶの念珠玉と親玉1ヶ(2023年は箸蔵寺で販売)を揃えて、オリジナルの数珠を仕立てることができます。 【私】遍路中に教えてもらいましたが、手遅れでした。 ▷穴禅定修行:別格3番札所慈眼寺の境内にある鍾乳洞は、弘法大師が発見したと言われ、全長100mほどの洞窟をロウソクを頼りに巡る体験ができます。洞窟の中には、阿弥陀三尊・不動明王・普賢菩薩などに見える鍾乳石があり、さらに奥に進むと広い空間が広がっているとのことです。 【私】遍路中に教えて貰いましたが、既に別格3番札所のお参りを済ませていたことから、穴禅譲修行は行っていません。 |